先日、鎌倉にあるとある寺院にて、施餓鬼法要という行事に友人に連れられ参加してきました。
私も初めてだったんですが、これなんぞやというと、組寺のご住職方がぞくぞくと集まり、
餓鬼道に苦しむ餓鬼のみならず、無縁仏やこの世に存在するあらゆる精霊に施しの法要をし、
あわせてご先祖の供養を行うという、簡単に省略するとそういう行事らしい。
この日、一年に一回夜通しお寺を開放して皆さまお参りをするのである。
個人的に、寺院巡りや仏像を見るのが好きなので参加したが、普段お墓参りをしない
罰あたりもの物の私は前日にお酒(テキーラ)を飲みすぎで駅のホームで息絶えている間に、
携帯と定期券を紛失?盗難?によりなくしており、まさにこの時この神聖な場所で、
邪気を祓ってもらわなければならないと思った。
本堂の薬師如来、12神将を拝見。真夜中にロウソクの光でライトアップされたその目は、
まさに命が宿っているかのように黒目がユラユラとゆらめき、まっすぐ私を見下ろしている。
12体それぞれが、いろんな武器を持ってにらみをきかせている。
10秒間黙ったまま見つめあい、何かこちらに向かってボソッと呟いたように感じた。
『この、馬鹿。。。』
見れば見るほどそうおっしゃている。私も静かに心の中で、『すみません。。。』
そう言った。
信じるも信じないも、、、わたし次第。
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